開催概要

日時:2018年11月23日(金)13:00~25日(日)15:30

場所:岡崎コンファレンスセンター 大隅ホール(愛知県岡崎市)

 

実行委員長:鈴木孝幸(名大)

プログラム委員:竹本龍也(徳島大)、林良樹(筑波大)、鈴木誠(基生研)

 


内容

  1. 自分の実験データ(未完成、プレリミナリーなデータも含む)とともに、それを踏まえて、次の10年間でやってみたいことを、出来れば未発表データも交えて発表してください(未発表データを出すことは強制ではありません。遺伝子名など出したくない場合はあえて遺伝子Xなど伏せることも可能です。)例:ヘビの内臓が極端に非対称に形成される原因をシマヘビ胚で解明したい。
  2. 発表のなかで(イントロダクション等)、自分の研究分野の「世界の研究の流れ」の中における、自分の研究の立ち位置や自分の研究とは何が違うのか等に言及してください。例:肢芽の研究者の中で特に遺伝学が専門の人たちはクロマチンの修飾状態を調べる実験手法を用いて自分がこれまで研究して来た遺伝子の発現制御機構の研究に軸足を移しつつある。また肢芽の比較発生学的な研究も増えている。コウモリやブタ、ラクダの発生など。私は、そういった流れに沿う中で、後肢の位置の多様性を生み出すメカニズムについて様々な種の胚を用いて研究している。
  3. 実験手法の相談や悩み事、共同研究の相談を目的とした発表も可能です(未完成、プレリミナリーなデータを出して議論の対象にしてもらう発表など)。今後の研究の発展につながりそうな何らかの助言を得られることを想定しています。例:組織からのChIP-seqの実験を習いたいのですが誰にお伺いすると良さそうですか?
  4. 論文になったまとまったデータを発表したい人ももちろん歓迎します。その場合は可能な限り、これまでの結果に基づいて次に何を行うのか、どんな面白い発生現象の解明につながっていきそうか、発展的な内容も入れてください。
  5. 初日には、主に若い方や異分野の研究者を中心に発表して頂こうと考えています。そこで初日の夕方に2日目以降発表する人 (口頭発表とポスター発表の方)のフラッシュトークを行います。また2日目の午前中3時間をポスターセッションとし、議論の時間を長くとりたいと考えています。
  6. 発生生物学に興味があり新たに参入したいと考えている若手の非学会員の方や、今後発生生物学との将来的な分野融合を見据えている方(植物、エピジェネ、代謝、比較発生学、転写領域など)を呼んで講演して頂きます 。
  7. 口頭発表者は20分発表10分質疑応答のスケジュールを考えています。口頭発表者の選別は発生生物学会の口頭発表者を選ぶ時と同じく、複数の会員によるアブストラクトの査読により行います。ただしどうしても口頭発表を行いたい場合など強い必要性・緊急性がある場合や、挑戦的な内容、他分野融合を模索している内容など今回のテーマに沿った内容に重きをおいて選ぶ予定です。
  8. 若手の会員へのキャリアパスについての講演も企画しています。