テーマ「次の10年間の発生生物学の潮流を考える」

 近年の発生生物学会の年会(毎年5月末から6 月上旬に開催)は、専門誌に掲載された内容や、既に完成された内容が英語で発表されることがメインであり、発表者のまとまった研究内容を会員に広く知ってもらうという役割を担っています。一方で、年会の限られた時間の中では、プレリミナリーなデータや、これからの発生生物学の展開に必要なシーズとなるアイディアについて、時間をかけて建設的に話し合える場は限られてきているように思われます。

 そこで今回の秋季シンポジウムでは、開催概要に掲載している内容も含む挑戦的な内容を日本語で率直に話し合える会を目指します。これにより発生生物学の領域で、次の10年の間に話題となるような発生現象や研究対象、また他分野との融合を通じて飛躍的に発展することが考えられる研究手法を議論し 、若手同士が切磋琢磨し合うことで自らの将来を切り開くためのアイディアが得られる会になることを目指します。

 

発表者は、自ら研究を計画し実行している若手の方(博士課程の学生、ポスドク、助教、准教授、若手PIなど)をメインに考えていますが上記の趣旨に賛同して頂ける会員の方でしたら制限はありません。

オブザーバーとして、発表者に建設的なコメントをいただけるシニアな先生方も募集します。

本シンポジウムは2泊3日の合宿形式で行う予定です。原則として全日程の参加をお願いします。開催は登録制のクローズドミーティングとします。